細いことが美しいとは思わないけれど、洋服を着こなすのにあと少し脚が細くなりたいな。腕が細くなりたいな。そんな憧れをもつ人は少なくありません。
ダイエットをしたことも一度ならず、二度三度ある女性がほとんどではないでしょうか?
痩せすぎだとか、痩せる必要がないといわれる目安として適正体重がありますね。
適正体重は身長(m)×身長(m)×22で求められるのですが、これだと160cmの人は、1.6×1.6×22=56.32となります。
160cmで56.32kgが適正体重ということになるのですが、この適正体重は男女の性差が考慮されていません。
肥満の目安にはなりますが、この体重を下回っているから痩せなくてよい。というのはダイエットしたい女性には納得のいく数字ではありませんよね。

骨粗しょう症とは骨が弱くもろくなること ダイエットとの関係は?

無理なダイエットや急激な体重減少があると、月経が不順になることがあります。
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下してホルモンバランスが崩れてしまうためです。
このエストロゲンが、骨の形成にも大きく関係しています。
エストロゲンは骨からカルシウムなどを流出させてしまう破骨細胞の働きを抑制して、骨の形成を促しているので、エストロゲンが減少することで骨の形成がうまくいかなくなってもろくなってしまうのです。

骨の細胞も生まれ変わっている

あまりイメージできないかもしれませんが、肌や髪・爪と同じように骨も細胞分裂を繰り返して新しい骨に生まれ変わっています。
古くなった骨細胞は6週間かけて吸収されるのですが、骨細胞が分裂をして骨を新しく形成するのには4ヶ月かかるといわれています。
エストロゲンが減少してしまうと、骨細胞の吸収が早くなり、新しい骨を形成するのにも時間がかかってしまうため骨粗しょう症になりやすくなってしまいます。

骨には体重による負荷も大事

骨は体重を支える必要に応じて強くなることが分かっています。
太りすぎていて膝が痛くなるというのは聞いたことがありますが、骨が折れやすくなることはありませんよね。
過度なダイエットで急激に体重を落としてしまうと、骨を強くするために必要な負荷がかからなくなるだけでなく、それまでかかっていた骨への負荷が急に軽くなってしまうため、強度を保つ必要がないと判断して骨は弱くなってしまいます。

骨粗しょう症になりにくいダイエットは 適度な食事管理でゆっくりと痩せること

ダイエットをする時には、栄養バランスを考えた食事を摂取するようにしましょう。
カルシウムは体内で合成することのできないミネラルの一つです。
体内のカルシウムの99%は骨に存在(貯蓄)されていて、残りの1%が血液中に存在し臓器の働きなどを助けているといわれています。
血液中のカルシウムが不足すると、臓器のために骨を溶かしてカルシウムを補います。
ダイエット中の食事制限は、食事量を減らす・食事を抜くのではなく、糖質や脂肪を制限しつつ、牛乳や小魚、大豆製品、チーズなどの乳製品を積極的に摂るようにしましょう。
ダイエット中だけではなく、普段から注意してほしい点としては、レトルト食品やスナック菓子・ジャンクフードを食べ過ぎないということです。
これらの食品にはリン酸化合物が多く含まれていて、リンを摂りすぎるとカルシウムの吸収が阻害されるので、せっかくカルシウムを摂取しても効率が悪くなってしまいます。

まとめ

ダイエットといったら食事制限が一番とりかかりやすいですよね。運動は苦手だし、時間もないし・・・。たしかに食べなければ体重は減ります。でも、骨を弱くしてしまっては次に丈夫な骨を取り戻すのは大変です。
過度な食事制限をするのではなく、適度の食事制限とカルシウム摂取を意識して、ときどき無理のない範囲で歩く、ストレッチをしてみるなどの運動を取り入れて健康的なダイエットをしてくださいね。